THE ADVENTURE OF
OUR HAPPINESS

考える。我らと猫と、家のこと。

猫と暮らすこと。それは寄せては返す波の如く、猫と人の周波数を合わせてゆく営みです。その周波数が奏でる空間におけるインテリア、ライフスタイルは一体どうあるべきなのでしょう。ここ10年ほどで猫の生態研究が飛躍的に進み、猫が人との意思疎通のためにだけ使うのが、周知の「ミャオウ」であることや、 猫と人がマイクロバイオームと呼ばれる、体内外にまとった微生物叢を交換共有してお互いの免疫を高めていることなどが 広く知られるようになりました。猫と人は私たちが考えていたよりも、もっと双方向的な関係だったようです。とすれば、人間中心主義に基づいて人間と猫をお互いに区別し、孤立させるライフスタイルの常識を考え直す時代にきた、といっていいでしょう。

ダンスや合気道においては、何気ない立ち位置がすでに相手の次の動きを誘発し、途切れることのないムーブメントが紡がれてゆくといいます。例えばお茶の席では、香りや調度品など、何をどこに、どうしつらえるかが、無意識のレベルで人の立ち居振る舞いを変化させます。
家。小さな空間ではありながらも、人もそこではマイクロコスモスを猫と共に構成する自然の一要素です。幸福の最大公約数を開く鍵となるような、猫と人の共通周波帯をしつらえ、「内(室内)なる野生=猫」に五感を拓き耳を傾ける。

WECATS、それはあくなきハピネスの冒険です。インドアの。